ピアノって買った方がいいの?|はじめての楽器選び
- 5月3日
- 読了時間: 5分

「ピアノって、やっぱり買った方がいいんですか?」
体験レッスンのあと、
本当によくいただく質問です。
・続くかわからないし…
・場所も取るし…
・安い買い物じゃないし…
正直、迷いますよね。
■結論だけ先に
結論からお伝えすると、
👉 いずれは必要になります。
ただし、
👉 最初から必ず用意しておく必要はありません。
■なぜ必要になるのか
レッスンは基本的に週1回です。
その時間だけで上達するかというと、
やはり難しいです。
少しずつでもいいので、
👉 おうちでの練習(自宅学習)
があることで、初めて力がついていきます。
なので、
「続けていくなら、どこかのタイミングで必要になる」
というイメージが一番しっくりきます。
■ここで一番多い失敗
実はよくあるのがこのパターンです。
「とりあえず安いキーボードでいいかな…」

最初は問題ないのですが、
少し進むとこんなことが起きます。
・鍵盤が軽すぎてコントロールが難しい
・音の強弱がつかない
・弾き方にクセがついてしまう
結果として、
👉 結局、買い替えになるケースが多いです。
だからこそ、
「最初に何を選ぶか」はとても大切です。
■じゃあ、どうやって選ぶ?
ここでいきなり機種の話…ではなく、
👉 まずは“置けるかどうか”から考えます。
■①住宅事情がすべてのスタート
日本の住環境では、
👉 ここでほぼ決まります。
チェックするポイントはこの3つ👇
音を出せるか(時間帯も含めて)
鍵盤のカタカタ音
重さ(床の強度)
●音の問題
「夜に練習したい」というご家庭は多いです。
その場合は👇
電子ピアノ
サイレントピアノ
この2つが現実的な選択肢になります。
どちらも音量調整やヘッドホンが使えます。
※ただし
長時間のヘッドホン使用は負担が大きいので注意です。
●意外と見落とされる“音”
実は、
👉 音を消しても静かにはなりません。
鍵盤を叩く「カタカタ音」は残ります。
これが意外と響きます。
特に集合住宅では、
上下階への影響もあるため、
可能であれば、
近隣でピアノを使っている方の話を聞けると安心です。
👉 事前にイメージしておくことが大切です。
●重さの問題
ここも重要です。
電子ピアノ:比較的軽い
サイレントピアノ:約200〜250kg
👉 成人男性3〜4人分の重さです。
設置後はほぼ動かさないため、
床の強度
設置場所
は事前に確認しておきましょう。
■②そのうえで、ピアノを選ぶ
ここで大事な前提をひとつ。
👉 電子ピアノとアコースティックピアノは別の楽器です。
どちらが上、という話ではありません。
たとえるなら、
自転車とバイク
筆とマジック
👉 使い方が違う道具です。
今回は「ピアノを習う」前提で、
👉 電子ピアノを選ぶときのポイント
をお伝えします。
■電子ピアノを選ぶときのポイント
(1) 鍵盤は88鍵
フルサイズがおすすめです。
最初は全部使いませんが、
👉 楽器のサイズに慣れることが大切です。
(2) 鍵盤の重さ(タッチ)
ここはとても重要です。
おすすめは👇
👉 ある程度しっかりした重さがあるもの
ピアノは「指の運動(スポーツ)」に近いので、
軽すぎる鍵盤だと
・力任せに弾くクセがつく
・指のコントロールが育ちにくい
といった影響が出やすくなります。
(3) 音の出方(タッチの反応)
ここは見落とされがちですが、かなり大事です。
👉 弾き方と音がちゃんと一致するか
弱く弾いたら弱く鳴る
少し強くするとちゃんと変わる
同じ強さなら同じ音になる
これが自然にできないと、
👉 間違った力加減を覚えてしまいます。
古い電子ピアノはこの精度が低いことが多いので注意です。
(4)スピーカー性能
電子ピアノはスピーカーで音が出ます。
・音量を上げると音が割れる
・音がこもる
など、機種によって差が出ます。
また、
👉 ヘッドホン使用時は別の音になります。
できれば実機で確認できると安心です。
(5) ペダルの有無
音の響きをコントロールする機能です。
最初は使いませんが、
👉 後から必要になることがほとんどです。
最初から付いているモデルがおすすめです。
■最後に
始めたばかりの段階では、
・音域も狭い
・ペダルも使わない
ので、最低限でもスタートはできます。
ただ、
👉 買い替えを前提にするかどうか
はご家庭の考え方によります。
そしてもうひとつ。
👉 電子ピアノは、いわば“家電製品”に近い楽器です。
経年劣化もしますし、使用状況によっては故障も起こります。
エアコンや洗濯機と同じように、ある程度の耐用年数の目安があり、
使い方や頻度によって長く使えることもあれば、
早めに変化が出てくることもあります。
そのため、
👉 中古の場合は、見た目では分かりにくい内部の劣化や、
タッチ・音の違和感が出ているケースもあり、
教室としてはあまりおすすめしていません。
👉 特にこれから始めるお子さんにとっては、
最初の弾きやすさがそのまま「楽しい」に直結します。
ピアノ選びは、
「正解がひとつ」ではありません。
大事なのは、
👉 無理なく続けられること
👉 正しい方向で始められること
この2つです。
そこを外さなければ、
安心してスタートできます。
電子ピアノとアコースティックピアノの違いについては、
また別の記事で詳しくお話しします。
「うちの場合はどれがいいんだろう?」
と迷われたら、お気軽にご相談ください。
ご家庭の環境やご希望に合わせて、
無理のない選び方を一緒に考えます。


